MAINTENANCE
メンテナンスについてメンテナンスのご用命
研ぎ調整が必要な場合は、お手数ですが弊社にお送り下さい。
手順まず、鋏をエアクッションや柔らかい紙等でくるみ、保護して下さい。
しっかりした小さめのダンボール箱に入れ、隙間に詰め物を入れて下さい。
昼間ご連絡可能な電話番号と、返送先の住所・氏名・電話番号のメモを同封して下さい。
ご要望などがございましたら、 そのメモでご指示下さい。
郵便局の小包扱い、もしくは宅配便でお送り下さい。(送料はお客様負担)
送り状の控は、 鋏がお手元に届くまで必ず保管しておいて下さい。
仕上がった鋏は、ヤマト便の代金引換でご返送致します。
お支払金額は、「研磨・調整代金+返送料+代引手数料+消費税」 です。
(研磨・調整代金表と送料・代引手数料表をご参照下さい。)
送付先住所
〒462-0053 名古屋市北区光音寺町1-54-1株式会社 三和技研工業
Tel. 052-912-1311
代引手数料
代金引換額 | 手数料 (税込) |
1万円未満 | 330円 |
1万円以上~3万円未満 | 440円 |
3万円以上~10万円未満 | 660円 |
10万円以上~30万円まで | 1,100円 |
返送料
地域 | 都道府県/料金(全て税込) | |||||||
北海道 | 北海道 1,610円 |
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東北 | 青森県 1,190円 |
秋田県 1,190円 |
岩手県 1,190円 |
山形県 1,060円 |
宮城県 1,060円 |
福島県 1,060円 |
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関東 | 東京都 940円 |
千葉県 940円 |
神奈川県 940円 |
埼玉県 940円 |
茨城県 940円 |
群馬県 940円 |
栃木県 940円 |
山梨県 940円 |
信越 | 新潟県 940円 |
長野県 940円 |
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東海 | 愛知県 940円 |
三重県 940円 |
岐阜県 940円 |
静岡県 940円 |
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北陸 | 石川県 940円 |
福井県 940円 |
富山県 940円 |
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関西 | 大阪府 940円 |
奈良県 940円 |
和歌山県 940円 |
兵庫県 940円 |
京都府 940円 |
滋賀県 940円 |
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中国 | 広島県 1,060円 |
岡山県 1,060円 |
島根県 1,060円 |
山口県 1,060円 |
鳥取県 1,060円 |
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四国 | 香川県 1,060円 |
愛媛県 1,060円 |
高知県 1,060円 |
徳島県 1,060円 |
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九州 | 福岡県 1,190円 |
佐賀県 1,190円 |
大分県 1,190円 |
長崎県 1,190円 |
熊本県 1,190円 |
宮崎県 1,190円 |
鹿児島県 1,190円 |
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沖縄 | 沖縄県 1,460円 |
※離島地域の方は別途送料をお知らせいたします
メンテナンスの知識
日頃のお手入れ方法
1. セーム皮(鹿皮)でしっかりと拭く
刃を立てる (返り刃防止) 、サビ防止に、しっかりと上に立つように包み上げるように拭きます。
2. オイルをつける
日頃の使用により刃には、水滴・塩素系物質の付着が予想されます。サビ防止のためにもオイルで皮膜を作ってあげることが大切です。
特に刃裏とネジまわりは、 サビ易いのでしっかりとつけてください。また、スライドカット・ストロークカット・チョップカットなど開閉数が多い作業の後にはよく拭いてからオイルをネジまわりにしっかりと付けてください。
3. 正しくネジをしめつける
曲げ・ひねり・裏すきがありますからなる3つのR(アール)があります。(図-1 参照)刃は、先の方が強く擦れ合うように曲げてひねってあり、そして刃の裏はえぐってあります。この構造により、力強く、正確にカットすることができるのです。そのためにも、ネジは正しく刃裏がしっかりと擦れ合うように締め付けてください。ただ、シザーズによってネジの種類や締める強さも違うのでわからない点がございましたらご質問ください。しっかりとネジを締め付けることにより、ドライカットによる髪へのストレスを軽減するばかりではなく、シザーズの刃裏の偏消耗を防ぎ、寿命をも長くします。
4. セニング
まず棒刃の方は、シザーズと同じように手入れして頂き、櫛刃については、一本一本の先端のV溝にオイルをさしてから、櫛刃に平行にセーム皮で拭き取ってください。擦り合わせが命の道具なので、ネジまわりにもしっかりとオイルをつけてください。
シザーズには曲げ・裏スキといったR(アール)があります。
動刃と静刃が強く擦れ合うために必要であり、
この構造により、力強く正確に カットすることができるのです。
シザーズの大敵 サビについて
金属は元来鉱石中に、酸化物や硫化物として、非常に安定した状態で眠っていたものを精錬(鉄を造る作業)によって、酸を取り除いたものですから、不安定な状態です。そのため、いつも周囲の酸と、何とか結合して元の安定した状態になろうとしているのです。この過程を”腐食”といい、腐食によって生まれた酸化物を“サビ”といいます。
大気中で鉄がサビるのは、その表面の空気が冷えて結露となり、腐食反応が促進されサビが生まれるためです。又、鉄の表面に塩分(手の汗や薬品など)が付着すると、空気中のH2Oを吸収して、より強く作用し一層サビやすくなります。
サビは鉄の表面に発生しやすく、特にシザーズの刃先に入ると、切れなくなるばかりではなく、使用できなくなる場合もあります。
シザーズを落として刃が欠けてしまうのも、サビができてしまうのも、同じくらい大変なことといえます。
寒い冬の時期に窓際など非常に冷え込む場所にシザーズを置いたままにし、窓から入り込む日の光によって窓際の温度が上昇した場合、シザーズ自体の表面に水滴が浮かび上がり(結露)その水滴がサビの原因となることもありますので注意が必要です。
使用上の注意点
ウィッグをカットする時、開閉練習時の注意点
ウィッグは、原毛の時点で、防虫・防腐・防菌加工として、硫酸処理をしたものが多くあり、非常にサビやすい物質を含んでいると考えられますので、大切な道具で練習する時は、一度シャンプーすることをお勧めします。
又、連続して開閉される場合(開閉練習時など)は、刃と刃が擦れ合うため,返り刃が生じスムーズに開閉がしにくくなる可能性があるため、前に説明致しました”セーム皮でしっかりと拭く”ことを心がけてください。
シザーズ使用上の注意
1. お仕事の前に
日頃の使用により刃には、水滴・塩素系物質の付着が予想されます。シザーズで一番大切な部分は、擦れ合う刃裏と融点です。ここを傷めないために、必ずネジの締め加減をチェックしてください。ネジは使用しているうちに自然にゆるみがちですが、そのままでは触点が安定しないため、固く鋭い刃が互いにぶつかって傷んでしまいます。いつも強めで御使用ください。
また、SGKではシザーズに合わせて4~5種類のネジを使い分けておりますが、それぞれのネジに適切な締め具合がございます。ネジの種類に合った調整法など、詳しくは担当営業にお尋ねください。
2. お仕事の後に
SGKシザーズは、非常に錆びにくい超特殊鋼でつくられていますが、悪い条件が重なると錆びる場合もあります。1日のお仕事が終わりましたら、ネジまわりにオイルを差し、刃先に拭きのばしながら水分、毛クズ等を取り除いてください。
3. 新しいシザーズを御使用になる時/研磨した時
新品や研ぎたてのシザーズは、大変鋭い刃がついています。その分デリケートですので、特に注意が必要です。
空打ち・押し切り・厚切りを避け徐々に慣らすように御使用ください。
特にセニングは構造上かみ易いので、慣らし期間を長めにお取りいただくようお願い申し上げます。
研磨・調整の必要性
「研ぎに出しても切れない」「すぐに切れなくなった」等は、専門メーカーのアフターを受けていない場合がほとんどです。
なぜなら、長年のはさみ造りの技術があってこそ、本当の研ぎ・調整ができるからです。
包丁やナイフと違い、シザーズはいくら刃だけが鋭くても切れません。とても難しい調整の作業が必要なのです。
なぜ切れなくなるのか?シザーズのメカニズム
シザーズの刃の交わるところの
断面を見た状態を仮定し、解説します。
正しいすり合わせ
刃先がぴったりとすり合っています。
ところが、使っているうちに刃先が丸くなり、
刃の裏もすり減って、すり合わせにすき間ができ切れなくなります。
②を研いで、鋭くするだけでは、
すき間はそのままなので、毛をはさんでしまいます。
また、毛がとても逃げやすくなってしまいます。
ですので、研ぎをするたびにシザーズ全体を
タタキなどによって、①の図のように
再びすり合うように調整しなければなりません。
ご使用いただく間に、①〜④を繰り返して研磨・調整を行います。